相手に好きになってもらうには『ミラーリング』を使おう。
皆さんは、好きになって欲しい相手はいますか?
気になる異性だけでなく、友人、家族、同僚や上司など、相手は様々だと思います。
もちろんそのような好意や信頼を得るためには、日頃からの態度や接し方が大切です。
今回は、好きになって欲しい相手がいる方に向けて、ちょっとしたコミュニケーションのコツをご紹介します。
〜ミラーリングとは〜
皆さんが、好きになって欲しい相手と会話する際に、意識して欲しいコツがこの【ミラーリング】と呼ばれる手法です。
ミラーリングは、心理学で使う言葉の「ミラー効果」を利用する面接技法です。
「ミラー効果」は「同調効果」や「姿勢反響」とも呼ばれています。
これらは、好意を持つ相手の仕草、表情や動作を自分が無意識に真似てしまったり、逆に自分と同じような仕草や表情を行う相手に好感を抱く効果の事を指します。
人は、相手を真似るという事を「好意や敬意の表現」として認識されます。
裏を返せば、自分の真似をしている人は「好意を向けてくれる相手」として無意識に認識されます。
販売や営業の仕事をしている方は、意識的・無意識に関わらず、営業成績が良い人ほどミラーリングを行なっている方が多いみたいです。
つまり、相手の仕草や動作を真似れば良いと言うわけですね。
僕でも適当に出来そうです(嘘です、僕はクソムシです)
僕には出来なくても、皆さんにはある程度ポイントを押さえて頂ければ、多少なりの効果は期待できます。
〜どんな風に真似ればいいの?〜
座って話をしていて、机に肘をついたりしますよね。そういった自然に行なっているアクションを拾って模倣します。
例を挙げると……
- 自分の口、鼻、首などに触れる
- 手を叩いて笑う
- 腕組み足組み
- 首を傾げる
- 椅子の背もたれにもたれる
といったような事です。
場合よっては、失礼な行動も上手にミラーリング出来ればプラスに働きます。
〜注意点〜
まず、大前提として『自然に』相手の仕草や動作を真似する事。
なので、不自然になってしまうと馬鹿にされていると受け取る方もいて逆効果。
注意するポイントとしては、
- 頻度は少なくていい(気づいた動作の1〜2割程度)
- 立場を考える(上司に腕組みなどの明らかにタブーな動作はNG)
- 特徴的すぎる仕草は控える。(僕の友達は鼻を押さえながら笑いますが、そんなの真似したらすぐにバレます。)
- 真剣に話を聴く事が第一。
正直なところ、意識的にミラーリングを行うためにはある程度の経験が必要だと思います。
最初から意識しすぎてしまうと、話が疎かになり逆効果になってしまいます。
頭の片隅にこの知識を置いておいて下さい。
ふと、相手の仕草に気が付いた時に真似してみる事で、あなたと相手の距離を一歩近づけるキッカケになればと思います。
それでは。良い関係を築けますように。