ししとうブログ

作業療法士が仕事×カフェ×ブログの事を書いてます。

「障害者は仕事に甘えがある」という人へ一言。障害は関係無い!!

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障害者雇用が進んでいる昨今、

雇用主だけでなく、同僚や上司がこんな言葉を口にしているのを聞いた事はありませんか?

 

「あいつは障害を言い訳にしている。障害者は仕事に甘い。」

 

……なんかおかしくないですか?

障害者は仕事に甘い

 

なんで一括りにするんでしょうね。

 

今回は、障害者雇用している職場で働いている一般社員の方と、障害者の方両者に

自分がすべき事、意識しておいて欲しい事

をご紹介していきます。

 

目次

 

障害者だから仕事に甘えがある訳ではない

まずこれだけはハッキリさせておきましょう。

 

「障害者は仕事に甘えがある」

 

そんな訳ない。

 

僕は作業療法士というリハビリの仕事をしています。

そのためいわゆる“障害者”にあたる方達と関わりを持つ機会が多いです。

復職に向けて支援している中で感じる事は、

「障害を持っている事はハンディキャップになるが、仕事へどうにか戻りたい

という熱意を持っている人がとても多く感じます。

 

結論を言うと、

障害者である事≠仕事に対しての姿勢

と思います。

 

大体一般社員だってピンキリですよね。

五体満足で体のメチャクチャ丈夫な人が、みんな仕事に真面目とは限りません(笑)

 

障害者の方にしても、人それぞれ個性があります。当たり前です。

仕事に対して熱意のある人

仕事をサボりたい人

それぞれです。

 

「障害者なのにサボりたいなんておかしい」

と思う方がいたとしたら、もういよいよあなたがいとをかし(笑顔)

「一般社員のくせにサボりたいなんておかしい」

とみんなに言って回ってください。

 

障害者のハンディキャップは周りがフォロー

後で述べますが、もちろん一社会人として障害者側の方にも、行わなければならない責任はあります。

 

ですが、基本的には障害関係無く、ハンディキャップがある人間に対して、周りが支援出来る体制が整っていなければなりません。

じゃないと普通にブラック企業認定でいいと思います(個人の見解)

 

出産が近い女性社員や、新人社員に無理はさせないですよね?

じゃないとブラック企業(以下略)

 

それと同じで、別に障害者であったとしても特別扱いする必要はありません。

その個人にとって負担の大きい事を支えてあげる

という意識があれば、誰だろうが働きやすい環境になる筈なんです。

あとはその個人が、責任ある行動をとるかどうかだけですね。

 

雇用されている時点で責任はある

僕が仕事で、復職支援していた時に患者さんが言われた言葉があります。

「障害者扱いだったら、仕事もボチボチでいいんでしょ?」

 

「バレたらクビになりますよ多分」

と言っておきました(笑)

 

雇用という扱いで、会社に勤める以上責任があります。

ただでさえ、まだ障害者雇用という社会に慣れていない人が多数なのに、

当人である障害者の方がその姿勢では、社会は受け入れてくれません。

 

出来ない事をしようとするのではなく、

出来うる限りの最善を尽くすのは、

一般社員でも

アルバイトでも

障害者雇用枠での社員も

みんな共通しておかなければならない部分だと思います。

 

会社側は、能力のある人材を求めています。

それは障害者雇用枠であっても同じ。

人当たりがいい

真面目に仕事に取り組む

スキルアップを目指している

 

もちろん、就職に際しての求人や業務内容などは、一般募集と変わる部分があります。

ですが就職するために、企業で活躍するために必要な事を考えるという意識を持っていただけると、よりよい職場環境になるのではないかと思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

障害者だからという理由で、その個人を決めつける事は出来ません。

企業や他社員は、“障害者”ではなく、“障害を持っている○○さん”として認識しましょう。

そしてその障害の部分を、出来る範囲で構いませんので支えてあげる気持ちを持っていただけると幸いです。

 

そして既に雇用されているされていない関わらず、今後仕事に携わる障害者の方々

どうしても不遇な環境で、損をする事も多いと思います。

ですが、周りをよくするためには自分の行動も大切になってきます。

他人と比べず、責任感と仕事へ取り組む姿勢を持っていただけると、自分への評価が変わるのはもちろん、

後輩として入ってくる障害者の方々が今よりもっと働きやすくなります。

すこしだけでいいので、出来る事から取り組んでいきましょう。