作業療法士は楽しい!仕事の魅力、やりがいを現役OTが解説!
医療関連の仕事として、リハビリ職は若手が多い職場になります。
近年、高齢者社会への変遷を迎えている事もあり、リハビリ職の需要は高まっています。
作業療法士を目指す人が気になる点としては、
- 給料が安い
- 仕事が大変
- 休みが少ない
- やりがいがあるか
といった部分が多くを占める事でしょう。
大人になると、仕事も人生の重要な時間になってきます。
仕事が大変だったり、つまらないと感じてしまうと、充実したライフワークを形成出来ないでしょう。
そのため、仕事を選ぶ際には、
「自身に合っているか」
「やりがいがあるか」
という点が非常に大切です。
今回は、現作業療法士の僕から皆さんに、
仕事の楽しさと魅力をご紹介します。
作業療法士を目指す人、作業療法士を続けるべきか悩んでいる人は、1つの参考としてご覧になってみて下さい。
対象者との関わりや変化など、毎日に刺激がある。
生涯学習の職業であり、知識やアイデアを活かす事ができる。
作業療法士には様々な領域があり、自分に合う職場を選べる。
目次
対象者との関わりが一番の醍醐味!
色んな魅力はあると思いますが、僕にとっては対象者と関わる時間が一番です。
※作業療法士が対象とするのは、患者さんだけでなく、デイサービスの利用者や地域の人なども含まれるため、ここでは“対象者”と表記します。
色々な経験や考えを知る事が出来る
作業療法士を続けていけばいく程、多くの対象者と関わる事になります。
関わりの中では、生活歴や趣味趣向などの情報収集から、想いを聴き共感したりと、『その人を知る事』が重要になります。
対象者は本当に人それぞれ、様々な人生経験や考えを持っています。
高齢者の方々に多いですが、
時には波瀾万丈な人生を歩んでいる人も…(笑)
小児が対象の場合でも、突拍子も無い行動に意外と意味があったりします。
対象者の方々は、
僕たち自身では得られない知識や考えを教えてくれます。
それらは仕事上だけでなく、自分の人生に充実においても有益なものになる事もあります。
リハビリによって変化がある
リハビリをする事によって、対象者に何かしらの変化があります。
日々そういった変化の中で仕事が出来ることは、自分の自信にも繋がりますし、マンネリ化する事なく働いていけます。
「変化が無い事もよくある」と息巻いて口にするセラピストがいますが、
『変化が無い』のではなく『変化に気付いてない』事が多いのではないかと思います。
まずはセラピストが、小さな変化に気付く事が大切です。
そして、対象者に気づかせてあげれると、2人で喜びや達成感を共有する事が出来ます。
この感動は、リハビリ職の特権だなぁと感じます。
ゴールが無いからこそ、やりがいがある!
作業療法士という仕事にゴールはありません。
だからこそ、自分がやればやるほどに成長する事が出来、やりがいを感じ続けられます。
医療の知識は日々更新される
『医学は日々進歩している』という言葉通り、従来まで常識とされていた知識ですら、新たな研究によって覆される事は少なくありません。
例えば、脳卒中による身体麻痺は、約3カ月程度までしか回復せず打ち止めになると言われてきました。
最近では、それ以降も緩徐ではありますが回復していくという事が常識になりつつあります。
作業療法士は、今持っている自分の知識に満足せず、どんどん新しいものに更新していかなければなりません。
この生涯学習によって、経験の長い作業療法士も、やりがいを持って仕事に取り組む事が出来る事も多いでしょう。
工夫やアイデアが発揮される職業
作業療法士は、生活上の様々な事に関して訓練やアドバイスを行なっていきます。
対象者には個々の生活スタイルがあり、それらを再び続けていきたい人が殆どです。
そこで、作業療法士がアイデアを練り、その人とって最善の方法を提案、提供していく事が重要になります。
病気や怪我で、困難になった事を諦めてしまうのではなく、どうすれば対象者にとって良い結果をもたらす事が出来るのか。
これは知識だけでなく、作業療法士の創意工夫にもかかってきます。
難しい事ですが、その反面、様々な事が自分のアイデア次第と考えると、とても楽しく仕事に取り組む事が出来ますよ。
分野によって働き方も様々!自分にあった職場を選べる
多岐にわたる働き方がある
何と言っても、作業療法士は活躍する場がたくさん!
病院勤務でも、
- 身体障害、精神障害、小児、認知症など
- 急性期、回復期、維持期
などなど領域が広いです。
急性期の病院でバリバリ働くのが合う人もいれば、
維持期で、時間をかけて、対象者の生活の質を向上させていく事に向いている人もいるでしょう。
勤務形態だけでなく、自身の性格ややりたいことに合わせて領域を選ぶ事が出来るのが、作業療法士という仕事の強みです。
その他にも、
デイサービスや老健などの施設
障害者職業支援センター
養成校の教員
小学校
市役所
災害支援
などなど、実に幅広い領域で作業療法士は活躍しています。
転職もしやすい職業
「就職して働いてみたけど、思っていたものと違った…」
なんて事はよくある話です。
作業療法士は、国家資格であり就職先も多いです。
もし、今の職場が自分に合わないと感じたり、他の領域でやりたいことが見つかった場合は、転職する事もそこまで難しくありません。
自分の力を発揮できる場に移る事は、今後の人生の充実に関係してきますので、しっかり考えて行動すると良いでしょう。
転職サイトを利用していれば、高給など待遇の良い非公開求人を見る事が出来ます。
無料で登録出来るので、参考にしてみると良いかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
もちろん仕事は、楽しい事ばかりではありませんが、作業療法士には数々の魅力があります。
僕は、この仕事で沢山の対象者と関われて、楽しく1日を過ごす事が出来ています。
働き始めてからの方が、作業療法士は良い職業だと感じるくらいにはこの仕事が好きです(笑)
是非、作業療法士を目指されている方の1つの参考になれば幸いです。
作業療法士は続けたいけど、
給与面など将来の心配がある方は、こちらの記事をどうぞ。