《悩み相談されたら…共感するコツ》
仲のいい人や身近な人から、相談されたり悩みを打ち明けられたりすることってありますよね?。
「でも、どうしてあげたらいいかわからない」
「私が相談相手で良いのだろうか」
と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそんな方々にとって、少し役に立つ考え方や話の聴き方をご紹介します。
〜話を【聴く】姿勢が大事〜
ご存知の方も多いと思いますが、話をきく事には種類があります。
「聞く」は、音や言葉といった音声情報を認識している状態で、自然に耳に入っている状態。
「訊く」は、こちらが欲しい情報を一方的に訊ねること。
「聴く」は、自身が主体的に耳を傾けている状態。
相手の話を受け止めてあげるには「聴く」事が一番重要です。
当たり前の部分にはなりますが、まず、相手の方は何故あなたに相談しているのかを今一度考えてみましょう。
基本的に、ある程度の信頼関係があり、この人になら相談しても良いという前提がありますよね。
その部分を自身で再確認するだけでも、話の聴き方は変わってくると思います。
〜分かろうとする気持ちが大切〜
相談をする側の多くが共通しているのは、
辛い気持ちをわかって欲しいという事と、場合によっては、解決策やアドバイスをもらいたいという二つです。
この二つを気にしてあげながら、話を聴くのですが、注意していただきたいのは『相手の気持ちを理解すること』を第一に考えることです。
そこを蔑ろにするとどうなるでしょうか?
自分の気持ちを分かってくれない人に、アドバイスをされた所で悩みが解決する気がしませんよね。
逆もまた然り。
話を真剣に聴いてくれて、自分の辛い気持ちを分かってくれようとしている人は、信用したいと思います。
何かをアドバイスしなくてはいけないと考え、つい気持ちが逸ってしまう事も多いと思うので、少し気にかけてみて下さい。
〜共感するコツ〜
デジタル大辞泉では、
きょう‐かん【共感】
他人の意見や感情などにそのとおりだと感じること。また、その気持ち。「共感を覚える」「共感を呼ぶ」「彼の主張に共感する」
と、定義されています。
共感をする際に意識して欲しいのは、
まず、相談された出来事や話の立場が自分だったらどう思うか考える事です。
正直この部分に関しては、無意識の要素が大きいです。
話を聴いて、瞬時に出てくる感情や思考は自身の立場で捉えたモノだからです。
これはこれで後述するアドバイスの点で役に立つので、特に変えようとする必要はありません。
その後が大事なんです。
相手の人はこう思った、感じたという部分を聞き逃さず、
もしも自身が同じように思ったり感じたりしたらどうか、という所を考えること。
これが出来る人と出来ない人の差は大きいです。
物事の捉え方や考え方は、人それぞれ違って全く同じことはあり得ません。
しかし、自分の立場だけでなく、相手の考え方や思いに沿う事で、何が辛かったのかという所まで理解しやすくなります。
言い換えれば共感とは、相手の事を理解しようとする姿勢も含まれていると言えます。
〜アドバイスはそれなりで〜
これだけ偉そうに話してきたのに、この題目は酷い…と、我ながら思っているのでご容赦下さい(笑)
一番は、自分の考えや意見を伝えてあげる事に尽きます。
ここまで、ちゃんと話を聴いてあげたあなたの意見は大切にしてくれるでしょう。
また、もし意見の食い違いがあっても、本人が自分の考えを再認識出来たりするキッカケにもなります。
〜まとめ〜
話を真剣に聴かない(聴いたフリをする)
べらべら偉そうに自分の意見を語る人よりも、
相手の立場になって考え、感じてくれた上で、一意見を言ってくれる人の方が偉い。