上司や先輩の理不尽ないじめに耐えるコツ
上司や先輩など、自分より立場の上の人間の話は嫌でも聞かないといけないですよね。
でも、指摘されたり怒られたり。
どうしてもストレスって溜まるものだと思います。それが苦手な相手だと特に。
僕の周りでもそういう面でストレスや悩みを抱えている人は少なくありません。
特に真面目な方は、
「私が出来ないのがいけない。」
「嫌だけど、ちゃんと言うことは聞かないとダメだ。」
と言うように、自身に責任の矛先が向いてしまう傾向があります。
自分なりには頑張っているのに、自分に責任を感じてしまうと辛いですよね。
そんな方々が少しでも楽になれるような方法を紹介します。
〜自分の考え方のクセ〜
人間は多様性・個別性があり、全く同じ考え方をすることはありません。
しかし、人生の様々な経験の中で、自己の世界観やこうあるべきといった概念が生まれてきます。これを【スキーマ】と呼びます。
そのスキーマを根底として、咄嗟に浮かび上がる考えの事を【自動思考】と言います。
つまり、
上司や先輩は有能であるべき(スキーマ)という根底があると、その対象から叱られた際に「自分が無能なせいだ」という思考が勝手に浮かんでしまいます。
思考は感情を芽生えさせてしまうため、
「自分が無能なせいだ」と思うと辛い感情が現れてしまいます。
自分の思考や考え方を客観的に見直し、対策や代償方法を用いて乗り越えていくことで、今のあなたのストレスを少しでも軽くすることに繋がればと思います。
医療やリハビリ業界の中でも、似たような【認知行動療法】という治療法があります。
特に、うつ病などの精神疾患を抱えながら、社会復帰を目指す方などに用いられることが多いです。
〜話を流したい時には「確かに」〜
前述した自分の考え方のクセを見直す事も一つの手ですが、たちまち出来る対処法もご紹介します。
「確かに」という言葉がとても便利です。
多用出来る上に、「はい」や「分かりました」に比べ、より相手の意見を肯定することが出来ます。
後は使うタイミングですが、自分が話を聞くのが面倒くさくなった時です。
面倒くさいのに「確かにそうですね」なんて言ってみても、何も確かじゃないですし自分がいい加減な事を言っていると気づきます。
いい加減でいいんです。
だって良い加減なんですから。
真面目に聞くのがもちろんいい事ですが、心とのバランスを保つためには、人から言われた事を上手に消化したり流したりすることも大切です。
是非、同じような辛い思いをしている人は試してみて頂ければと思います。