ししとうブログ

作業療法士が仕事×カフェ×ブログの事を書いてます。

作業療法士だけど給料が安い!年収を増やすためには行動しよう!

f:id:sisitohdc:20190613195321j:image

今回はもう、本音をぶちまけたいと思います。

 

作業療法士に夢を見ている方で、理想を壊したく無い人はブラウザバックをお勧めします(笑)

 

以前このような記事を執筆しましたが、やはり同じセラピストの方々から、給与面の不満の声が多く聞かれました。

 

不満と言っても、将来に対しての不安の声が多かったんですけどね。

 

 

そこら辺のネットの情報では、

「作業療法士は需要が高く給与も増加傾向です」と声高らかに謳っているものがありますが、控えめにブチ切れそうです(小声)

 

目次

4年目作業療法士の手取りは18万2千円

早いうちに僕の給与をぶっちゃけておきます。

ちなみに僕は、身体障害領域の地方病院勤務です。

給与に加えて賞与4ヶ月分が支給されています。

 

以上になります(白目)

 

本題は次からです。

 

公開されている平均年収は鵜呑みにするな!

 

そもそも、作業療法士の平均年収ってどれくらいなんでしょう?

 

この記事にたどり着いた皆さんなら、もう調べたのではないでしょうか?

一応ウェブサイト上位に掲載されている情報を見てみると……

 

作業療法士の平均年収は約471万円!(平成28年度調べ)

https://heikinnenshu.jp/iryou/sagyoryohoshi.htmlより引用

 

 

……こんだけ貰えてたら僕は文句言いませんよ!!(憤怒)

 

最初調べてて、嘘なんじゃないかと疑いましたが、あながち間違いではないようでした。

ちゃんと統計に基づいてますしね。

 

というか、平均年収って全年代の年収を平均しているので、そりゃ20代の僕は低くて当たり前です。

 

しかもよくよく見てみると、年代別の年収であれば、実際僕の年収と殆ど同じでした。

 

 

……なーんだ、じゃあこれから少しずつ年収も上がるのか!

 

と思ったら大間違いでした!!(激昂)

 

全然昇給しない!!

 

かれこれ今年度で、僕は4年目の作業療法士になりました。

 

………えっ、全然給料変わらないんだけど。

 

挙句、僕より3つ上の先輩(7年目)が教えてくれた給料も僕と大して変わらないという事態。(+1万無い程度)

 

 

そうなんです。経験年数が増えるにつれて、公表されている平均年収と悪い意味で差が出てきたのです。

 

おいおいおいおい!どういう事だこれは!(半泣き)

 

調べていくうちに悲しい謎が解けました。

 

 

ベテラン勢は基本給が高かった!

僕達作業療法士は、まだまだ歴史の浅い職業になります。

 

現在臨床で活躍しているセラピストは20〜30代の人達が大半を占めています。

 

さらに、養成校が増えたことなどもあり、年々国家試験の合格者は増えています。

 

 

逆に、現在ベテランと呼ばれる40〜50代のセラピストは「作業療法士」という未開拓の領域を手探りで進んできた方々になります。

 

この年代の作業療法士は、当時の時代の影響もあり、基本給がかなり高い状態でスタートを切っています。

 

 

そう、ベテラン勢と若手勢ではスタートラインが全く異なる位置だったんです。

 

当時は景気も良かったですし、国の需要に対して作業療法士の人員の供給も足りていなかったですしね。

しかも、まだまだ開拓されていない領域で仕事をする大変さを考えると、そりゃ給与が高くて当然です。

 

ここで1つ覚えておいてください。

昔に比べると、作業療法士の給与は落ち着いてしまっていますが、基本給などの賃金は特別な理由がない限り下がる事はありません。

 

まあ、賞与などの手当てカットで痛い目を見ているのはどの年代も同じですが…。

 

 

今若手の OTは、上司ほどの年収は期待しない方がいい!

つまり、仮に昔と同じように給与が増えていったとしても、ベテラン勢と同じだけ貰える可能性は限りなく低いと考えましょう。

 

だってスタートラインが違うんですから。

 

それに加えて、職場によっては昇給率や賞与額のカットも行われている現状…。

 

 

なんだかいよいよ将来に希望が持てなくなってきたぞ…(笑)

 

今から作業療法士を目指す皆さんや、新人さん達はさらに厳しい待遇環境になってきてしまう可能性があります。

 

ですが、1つだけ言わせて下さい!

 

作業療法士はとても魅力のある仕事ですよ!!

 

ここまで散々に言っておいてと思われるかもしれませんが、これもちゃんとした本音です(笑)

 

 

一人で暮らすにはそれなりに困りませんし、ライフワークバランスが整っている職場が多いです。

 

やりがいに関してはめちゃくちゃありますしね。

この仕事で良かったと誇れる部分は多いです。

 

 

給料を上げる努力は出来る!方法もある!

f:id:sisitohdc:20190613195353j:image

まあここまで散々に文句を言ってきましたが、現実問題、今の給料状況では将来の生活に不安を持っています。

 

ですが、給料や所得を増やす方法はこのご時世いくらでもあります。

 

つまるところ、僕がこうやってブログを書いているのもお金が欲しいからです(笑)

 

身も蓋もありませんが、本気で今の状況をどうにかしたいと思うならば、何かしらの行動を起こしましょう。

 

 

スキルアップ、役職獲得など上のポジションを狙う

f:id:sisitohdc:20190613195405j:image

1つは今の職場で、自分のスキルや仕事を磨く方法です。

 

  • スキルアップし、勉強会や講演会などを開き、会費を貰う
  • 管理職に就き役職手当を貰う

 

メリット

・知識や経験が増えて、自身のスキルアップが図れる

・周囲の信頼が得られる

・正攻法のため、確定申告などの余計な手続きが無い

 

デメリット

・地位につくまでが大変(職場によっては年功序列の所もあるため道のりが長い事も)

・仕事が忙しくなる

 

セラピストの人数が多かったり、年功序列方式の組織では何かと大変かもしれませんね。

というか、僕もそうです(笑)

勉強などの学習自体が好きな人は向いているかもしれません。

 

 

副業で別収入を得る

f:id:sisitohdc:20190613195417j:image

作業療法士に関わらず、副業は割と身近になっています。

一般企業では、副業OKの所も増えてきています。

 

副業と言っても色々ありますが、有名どころで言えば

アルバイト、株、アフィリエイト、ブログ、YouTube、メルカリやオークションなどでしょうね。

 

メリット

・好きな時に好きなだけ出来る

・場合によっては、収入が本業を超える可能性がある

・自分の趣味や特技を活かせる

 

デメリット

・成功するまでにかかる時間の予測がつきにくい

・副業NGの職場では、バレると困る場合がある

・始めるまでの準備や勉強が必要な場合がある

 

株やブログなどで得た収入は、雑所得の扱いになるのであまり問題になる事はありませんが、

アルバイトなどは給与所得になるので注意が必要です。

副業OKの所が増えてきたとはいえ、医療業界は副業NGの所が殆どです。ご自身の職場がどうなのかは事前に確認しておきましょう。

 

 

ちなみに僕は、職場環境的に役職につく事は無理だと、すぐに諦めました(笑)

 

副業でブログをして現在半年経過していますが、月に1〜2万円程度稼げるようになっています。

YouTubeはもう少しで収益化出来るので、またご報告しようかなと思います。

 

 

転職して給与を上げる

f:id:sisitohdc:20190613195523j:image

転職も立派な努力です。セラピストなどの医療業界では比較的転職する方も多いですしね。

 

理由は様々ですが、待遇面だけでなく、経験を増やしたい人やキャリアアップを狙う人などもいます。

 

転職でも、「作業療法士として別の職場に移る」もしくは「別の職種に転職する」という2つの選択肢があります。

 

メリット

・待遇の変化が事前に分かる

・キャリアアップなども狙いやすくなる(人の少ない組織など)

・今までの作業療法士の経験を活かせる/全く新しいスキルを活かせる

 

デメリット

・転職や退職の準備が必要

・慣れない環境に身を投じる必要がある

・時期によってはいい求人がない

・実際に働いてギャップに悩まされる場合がある

 

皆さん見当はついているでしょうが、

転職は最も、「明確な時期に明確な変化」を作る事が出来る方法ですが、裏を返せば変化が大きい方法にもなります。

安易な決断で失敗しないように、様々な要因などを踏まえて検討してみるとよいでしょう。

 

転職を選択肢に入れようか考えている方は、以下の記事を参考にしてみてください。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

結局のところ、殆どの作業療法士の給料って家族を養う余裕がない程度に安いんです。

 

セラピスト同士の結婚なんて、殆どが共働き前提ですしね。

 

今回は、ネット上の平均年収と実際の年収には少し乖離が起きる場合があるというお話でした。

 

その上で、やはり作業療法士として同業者であるあなた方には、これからも魅力ある作業療法士として働いて欲しいと思います。

 

給料などの待遇で悩んでいる方は、少しの努力で変化を起こせる事を知っておいてください。

そして、今回の記事をきっかけに、1つでもいいのでより良い変化を起こして頂けると幸いです。