アトピーの人がピアスを開ける際に気をつける5つの事。ピアスでお洒落を楽しむためには。
お洒落の一部として、ピアスはもうお馴染みの存在になっていますね。
ピアスを開ける際には、色々気をつける事があります。
特に、アレルギー関連の話題は、耳にする事が多いのではないでしょうか?
その中でも、アトピー性皮膚炎の方は、ピアスを開ける事に対して不安な要素が大きいと思います。
結論から言うと、アトピーの方でも注意点を守る事で、綺麗にピアスホールを作れる方もいます。
しかし、場合によっては控えておいた方がいい人もいます。
今回は、アトピーの方がピアスを開ける際に注意する事についてご紹介します。
目次
アトピーの方が注意すべきポイント
①耳たぶ、耳周辺の炎症症状
まず、ピアスホールとなる耳たぶと、その周辺にアトピーの炎症症状が出ていない事が前提となります。
炎症がある場合も、必ず出来ないという訳ではありませんが、やはりホールのトラブルの可能性は限りなく高くなります。
そのため、ある程度症状が落ち着いてからピアスを開ける事をおすすめします。
もし、季節によって症状が収まる方は、その時期に合わせてピアスを開けると良いでしょう。
②金属、樹脂製は△ 出来ればチタンが◎
金属製に関しては、アトピーの方に限らず、よく言われているポイントですね。
ですが、アトピーの方は特にアレルギー反応が出る可能性が高いです。
指輪やネックレスでは平気な人でも、ピアスは創傷に直接触れる形ですので、アレルギー反応は起こりやすくなります。
また、樹脂製は素材自体の硬度が低く、外力でしなったり、変形しやすい特徴があります。
そのため、ホール内で刺激となったり、傷をつけてしまう恐れがあります。
最近は、透明樹脂製のピアッサーがありますが、上記のようなリスクがあるため、ファーストピアスとしての着用はおすすめ致しません。
一般的にも言われていますが、やはりチタン製のピアスが最もホールトラブルになりにくい素材と言えるでしょう。チタンは、インプラントやペースメーカーなどの医療用素材として使われています。
ただし、チタンメッキや、部分的に他の素材が使われている物もあるので確認が必要です。
また、医療用サージカルステンレスもメスやハサミ等の医療器具として使われており、安全性が高い素材です。
③ポストが短すぎるとNG
太さに関しては、耳たぶに付けるファッションピアスは18〜20Gの物が殆どです。
セカンドピアスが差し込みやすくなるように、ファーストピアスでは少し大きめの16Gの物が一般的ですので、特に問題はありません。
注意していただきたいのは、ポスト(ホールに通す棒の部分)の長さです。
ポストが短いと、ピアスのヘッドやキャッチ部分が、常に耳と接触した状態になるため、汚れや雑菌が溜まりやすくなってしまいます。
当たり前ですが、そこからホール内に菌が進入してしまい、炎症や感染を起こしてしまいます。
8mm以上を目安にしておくと良いでしょう。
耳たぶが厚く、不安な方は定規などで測っておくのが確実です。
④過度な消毒に注意
ピアスを開ける際や、その後のホールのケアで消毒をすると思います。
ですが、皮膚炎症が酷い時などに、過度に消毒液が触れてしまうと、荒れたり、アレルギー反応を起こしてしまう事も珍しくありません。
開ける前の消毒はジェル状の物を使用すれば、液垂れせず、ホール開口部のみ消毒が行えます。
また、開けた後しばらくも、出来れば石鹸などの泡を利用して汚れを落とすのみが望ましいでしょう。
⑤アトピー用の軟膏をそのまま使用しない
アトピーの治療中の方などは、ステロイド軟膏を使用している方も多いでしょう。
ピアスホールが化膿した際に、アトピー用の軟膏をそのまま塗布してしまう方が、たまにおられます。
場合によっては、逆に炎症がひどくなったり、感染を起こしてしまう時があります。
自身が使用している軟膏が、ピアスホールに用いてもよい物なのかを確認しておきましょう。
出来れば、ピアス用の軟膏を用意しておけば安心です。ドラッグストアなどで市販されているものでも、十分に効果はあります。
ドルマイシン軟膏は、刺激も少なく抗菌作用があるためおすすめです。
もし、化膿が酷くなったら
やはり、皮膚科で診療してもらうか、勿体無いですがピアスを外した方が賢明です。
皮膚科であれば、ピアスを付けたまま治療が行なえるか聞いてみるといいでしょう。
化膿が治らないまま、無理してずっと付けておくより、一度外して治療し再度開け直す方が、ホールが安定するまでの期間で考えると短く済む事もあります。
イヤリングも選択肢の一つ
ピアスにこだわりがある方もいると思います。
ですが、イヤリングでもお洒落なものはあります。
最近の風潮は、「イヤリングなんてダサい」と言っている人間はもう少数派です。
「そんな事に囚われているお前がダサいんだよ」と、優しく教えてあげてください。
(僕は責任取れません、すみません。)
実際、イヤリングでも留め具の種類は色々あり、ピアスのように見える物もあるので調べてみるのも一つの方法です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ピアスを開ける際には注意する事がいくつかあります。
アトピー性皮膚炎の方は、特に慎重に準備するべきではありますが、適切なケアが出来れば、綺麗にホールを作る事も出来ます。
また、ピアスだけでなく、イヤリングも選択肢の一つとして考えてみるのも良いでしょう。
是非、この記事を参考に、自分に合ったお洒落を見つけてください。
合わせて読んでいただければ。